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客単価(ターゲットセグメンテーション) 売上の方程式

2017年2月15日| EC実践会コンテンツ

客単価についての基準値はジャンルや商品によって異なりますが、
@3000円以下は要注意だと思います。
これは水上の以前運営していたネットショップがまさにそれだったのですが、
月商1000万円のときに客単価3000円でしたが、
月に3300件出荷するわけですので本当に大変だった記憶があります。

毎日数百件の出荷があり、受注処理、ピッキング、梱包、発送を行い、ゼーゼー言って、
1日の売上が大したことない、みたいな感じでした。
バタバタするだけで収益を上げにくい客単価ですので、最低でも4000円以上、
できれば6500円以上を目指していけるとよいと思います。

もちろん、高額品を販売している店舗さんは1万円から数万円ということになると思いますが、
高額品の場合はコンバージョン数がポイントになってきます。
客単価を上げるために重要な要素は
「ターゲットセグメンテーション」と「ターゲットチェンジ」だと思います。

ターゲットセグメンテーションは、
たとえば、メインターゲットを初心者向けか、プロ向けか?
のどちらかに振り切ってしまうことを指します。

大阪のジッコウ刃物さんは、これまで新婚の主婦の方からプロの料理人さんまで
広く集客していたのですが、EC実践会を受講されて、プロ御用達のショップにリニューアルされました。
その結果、客単価は1万円もアップしたそうです。
さらに母の日のギフトでは前年は900件出荷だったのが、
翌年は600件の出荷だったそうなのですが、なんと売上は150%アップしたそうです。
客単価が3倍になった計算になります。

ターゲットチェンジについてですが、客単価が低いのはもしかしたら
既存のターゲットが間違った客層かもしれない、
と疑ってかかってみたらどうか?というご提案です。
たとえば、客単価3000円台のジュエリーを販売しているショップさん。
このお店は別に100万円の絨毯も扱っていて、それが売れているのです。

ここで問題です。
100万円の絨毯を買うユーザーは3000円のジュエリーを買うでしょうか?
買わないですよね?それだけの目利きを持った方ですから、
もっと良いもの、高額なジュエリーを検討すると思います。
このお店はそのことに気が付き、1万円台のジュエリーを販売したところ見事に完売。
一気に客単価を3倍にすることに成功しました。
1万円でもまだまだ低いと思いますけどね。

スマホからの電話注文も接客ができるので客単価アップには有効です。
楽天市場出店の場合は電話注文はNGですが。

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