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ネットショップAmazonに負けない3つのE-A-T施策

2020年5月9日| Webマーケティング, You Tube, ネットショップ運営のコツ

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■ネットショップ Amazonに負けない3つのE-A-T施策

検索結果において、自社ECサイトにおける最大の競合はAmazonです。
AmazonはSEOも強いので、検索結果でも1ページ目に上がってくるケースが多いのです。
ですから、検索エンジン対策で上位表示されなければ、Amazonの方が上位にランクインするので
ユーザーの目に付きやすくなり、上位表示されたらされたで、Amazonと方を並べることになります。
ここでユーザーにAmazonでは無く、自社のネットショップを選んでもらう必要があります。
そのためにAmazonに負けない対策が必要となります。

Amazonの強みは大きく分けて3つあります。
・価格が安い
・品揃えが多い
・利便性が高い
一つずつ説明していきます。

・価格が安い
は、かつて家電量販店が熾烈な戦いを繰り広げていました。
家電量販店に来たユーザーがスマホを片手に販売員さんに「Amazonではこの価格なんですが」と
かなり安い価格を提示されます。すると「その価格は当店では難しいですね」と返答。
ユーザーは「わかりました」とその場でAmazonで決済をする。家電量販店がまるで
Amazonのショールームのようになっている状態「ショールミング」という現象を起こしたことでも
分かるとおり、Amazonは動的なプライシングを採用していると言われています。
いずれにしても、競合他社と比較して負けないような価格設定になっていることが予測されます。
・品揃えが多い
これはいうまでもなく、Amazonビジネスだけで5億アイテムあります。おそらくここまで品揃え
できるネットショップは他に無いと思います。
・利便性が高い
レコメンデーション機能はAIを活用してピンポイントでユーザーの趣味嗜好にあった商品を提案します。
またプライム会員になれば、翌日に届きますし、基本送料は無料です。さらに、Amazonプライムビデオは
(無料の場合は旧作のみですが)無料で多くのタイトルを視聴することができます。

ですからこの3つで対抗しようと思ってもまず勝てないのです。
では、Amazonに負けないためにどんな事が必要か?というと、E-A-Tを主軸として、
Amazonの3つの強みの逆張りをする、という設計を採用することが重要です。

<Amazonに負けない3つのE-A-T施策>
・価格が安い→Amazonに体力勝負で価格で挑んでもメリットはありません。そこでE-A-T施策としては、
「専門店」として権威性や信頼性を重視した店舗設計を行います。
たとえば、バドミントン部に入っている子共にラケットを購入しようとしたのですが、こちらは普通に
総合スポーツショップに行こうとしたら、バドミントン専門ショップが良いと言われました。
「どうして?」と聞くと、「品揃えが多いし、プレイスタイルや力量に応じてラケットを選んでくれたり、
ガットの張り方も変えてくれるから信頼できる」とのこと。こういったサポートを重視するのも
対Amazonでは有効だと思います。

・品揃えが多い→逆張りとしてE-A-Tの観点からも「専門店」訴求することになります。ワインショップの
場合、価格訴求や品揃えでは勝てませんので、南アフリカワイン専門店として、南アフリカワインだったら
種類が豊富だったり、珍しいワイナリーの美味しいワインを取り扱っている等を訴求します。
ここでのポイントは「どのカテゴリで絞り込むか?」ということになります。
この辺の絞り込み方が店舗の魅力にもつながります。

・利便性が高い→利便性で対抗しても勝てませんので、それ以外のE-A-T施策、特に独自性を訴求することで
ユーザーに選ばれるショップになる施策を実施します。
たとえば、Amazonは店員さんを始め、人の気配を一切感じません。大激戦の末、2010年に買収した
ザッポスとAmazonを比較してもらえばわかると思います。
たとえば店長さんを全面に出して、人による信頼感を演出、ワインショップでしたら、
シニアソムリエが厳選!のような権威性も訴求することで「この人から買いたい」と
思ってもらえるような店舗設計にします。

このようにE-A-Tの訴求によってAmazonとは徹底的に距離をとる設計によって、
Amazonに負けないネットショップ運営をすることが可能となります。
もちろんE-A-T施策を実施することによるSEOも期待できます。

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