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ネットショップ 運営における情報収集の方法

2020年6月20日| Webマーケティング, You Tube, ネットショップ運営のコツ

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■ネットショップ運営における情報収集の方法

先日、いきつけの美容院にいきました。
その美容院の担当者さんは、話好きで、積極的にコミュニケーションをとってきます。
そのときこんなことをおっしゃっていました。
「水上さん、この間、経済アナリストのお客様からこんな話を聞きました。
コロナによる緊急事態宣言によって、化粧品が全く売れなくなった、らしいのです。
確かに、外出しないので化粧品は売れないでしょうね。」
美容院に行くのはほとんど土日で、土日は私にとって、セミナーコンテンツや音声コンテンツを
作る貴重な時間で、1日のほとんどをコンテンツ制作に充てています。
ですから、美容院に行くときは原稿を書きまくっている最中に立ち寄ることになります。
ですから、できれば他のことを考えたく無いので、通常は「ああ、そうなんですね」と
申し訳無いのですが適当に対応することになります。
しかし、そのときは基礎化粧品のネットショップさんの分析を行っていたこともあり、
思わず反論してしまいました。
「いやいや、それは大雑把すぎると思いますよ。化粧品には色付きのメイク商品と、
お肌をケアする基礎化粧品があります。たしかにメイク商品は、厳しいと思います。
百貨店も自粛していましたから、デパートの1階にあるメイクショップは軒並み売上ダウンしていると
思います。
緊急事態宣言で外出を控えていた女性も多いと思いますので、
自宅ではノーメイクの方も多かったと思いますし。
しかしEC実践会の基礎化粧品ショップは、前年対比273%アップ等、劇的な成果を上げています。
おそらく色付きのメイク商品は、外出自粛期間は必要無いし、百貨店が営業自粛していたので、
売れていないのだと思います。しかし、外出自粛ということは、自宅ではノーメイクであることが多いため、
むしろ素肌のコンディションが気になることになります。なので基礎化粧品が売れたのだと思います。」
実際に調べて見ると、市場調査会社さんのデータによると、口紅は約73%減とのことです。
マスク着用が影響していることは容易に想像できると思います。
日焼け止めやファンデーションも売上を落としているようです。
これは単純に外出しないために需要が減少した結果だと思います。
もう一つ考えなければならないのは「販売チャネル」です。
実店舗は百貨店も営業自粛していて、小売店も商業ビルの自粛で閉店状態。なので売上が極端に
減少していることが予測されます。しかし、先ほど申し上げた通り、その一方でネットショップを
利用されるユーザーは増えている可能性があります。
実際にEC実践会の受講者さんのネットショップは大幅に売上を上げているところが多く、
最高月商を更新されている店舗さんも数多く出ています。
2020年2月と4月を比較、Amazonは6%増、楽天市場は10.5%増だったとの情報もあります。
Yahoo!ショッピングは14.1%増だったそうです。
コロナの影響拡大後にインターネットで購入したものでは化粧品が5番目にランクインしていました。
確かに経済アナリストさんは、日本全体の小売売上を見ておっしゃったのかもしれません。
マクロな視点から見ると減少していることも十分考えられます。
しかし、販売チャネル別に調査するとまた違った側面があることも事実なのです。
外出自粛をきっかけにECサイトを初めて利用した、というユーザーが約7500名中21%だった
という調査結果もあり、ECサイトの利用者がコロナをきっかけに増加している数字も散見されます。
マクロな視点だけでは無く、多方面からの視点による情報収集が重要だと考えます。

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