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ネットショップ担当者が陥りがちな罠(5)集客施策に緩急をつけよう

2020年8月22日| EC担当者が陥りがちな罠, Webマーケティング, You Tube

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■EC担当者が陥りがちな罠(5)集客施策、緩急を使い分けよう!

こんにちは。
EC実践会講師の水上 浩一です。
今回は「EC担当者が陥りがちな罠(5)集客施策、緩急を使い分けよう!」について
お話をさせていただきます。

EC実践会では「アクセスアップ・マトリクス」というツールを使って、アクセス数を上げる施策を
4つに分類しています。
1)費用が低くて、効果がゆっくりな施策
2)費用が低くて、効果が早めな施策
3)費用がある程度かかり、効果が早めな施策
4)費用がある程度かかり、効果がゆっくり、またはCVRが低い施策(アクセスは上がる)このうち
(4)はネット広告の中でもマス広告に近いディスプレイ系の広告であり、
ある程度のコストをかけないと成果に結びつかない、もしくは認知度が高まらない施策となりますので、
優先順位の高い(1)~(3)をまずはしっかり実施して、そのあとで(4)に取り組むのがよいと
考えています。
コツとしては、(1)~(3)を満遍なく実施することです。
たとえば(1)「サイト内ブログ」を運用しながら、(2)カテゴリページのコンテンツを充実させたり
タグの調整を行い(3)リスティング広告を運用する、といった具合です。
ところが、中には「アクセスアップ・マトリクスに書いてあることを実施しているのですが、
アクセス数が一向に上がりません!どうしたらよいでしょうか?」
という相談をいただきます。そこで「どんな施策を実施しているのですか?」とお聞きすると
「はい!サイト内ブログを毎日アップしています!」とお答えになったので
「他にはどんな集客施策を実施されているのですか?」と伺うと「いえ!ブログに週中しています!」
との返答。
確かに現在、サイト内ブログは
Googleの「コア・アップデート」によりブログの重要性がさらにアップしているのですが、
アクセス数が少ないネットショップではブログ記事を上げたとしてもSEOの効果は限定的な場合が多く、
大抵は検索順位が上がらずアクセス数も上がらない場合が多いのです。
最近の事例ですが、ほとんど売上が無かったネットショップさんが、担当者が代わり、
メルマガを配信したところ、ファンの方々が反応して、1通でこれまでの月商分を売上てしまった、
ということが起こりました。そのあともその新しい担当者さんは、Facebook等でも
積極的に情報発信を行い、売上を伸ばしていきました。リスティング広告も運用開始しました。
すると不思議なもので検索順位も上がってきたのです。
ビッグキーワードで過去最高位まで上がっています。
もちろんこれからさらに上げて行く必要はありますが、このように集客施策の反応は連動することが
多いのです。
是非(1)~(3)を満遍なく実施してバランスのよい、転換率の高いアクセスアップを実現してください!

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