ランチェスター法則による1位作りの時間戦略
実行力を3倍高めるランチェスター時間戦略CD
これまで経験したことがない、国難ともいえる厳しい現実に直面したことで、今後業績が悪くなる会社が多くなるばかりか、倒産も多くなると思われます。とにかく今迄の不況とは事業が違ってきます。この難局を乗り切るには、会社のリーダーである社長の実行力を大いに高めるしかありません。そしてこの実行力で、改善が必要と思われたものは直ちに改善して実行に移ります。迷ったり考え込んでいる余裕はありません。ではその手順について説明しましょう。
1.社長の実行力は「仕事の質×投入する時間量2乗」
社長が実行力を高めるには科学的問題解決法に従い、まず実行力を構成している「大事な要因」をはっきりさせる必要があります。競争の法則と呼ばれているランチェスター法則を応用すると、社長の実行力は「仕事の質×投入する時間量2乗」で表わされます。これはエネルギーの法則と同じになるので、実行力は社長が作り出す「人的エネルギー」になるのです。
2.2つのウエイト付が必要
次は、2つのウエイト付が必要になります。今の指揮を微分すると最適地が出、それは志保との質が「33%」に、仕事に投入する時間量は「67%」になります。時間は質の2倍のウエイトを持っていますが、質を高めるには「そのこと自体」に多くの時間がいるからと考えて下さい。
資金の配分や経費の配分にも、一定の自己資本条件を満たした会社だけが実行できる「強者の財務戦略」と、条件を満たしてない会社が実行しなければならない「弱者の財務戦略」の2種類があり、2つの内容は全く違っています。
3.2つのレベルの高め方
このあと、2つのレベルの高め方を考えることになります。
4.質を高めるには、まず社長が責任をもって担当すべき「仕事の内容」をはっきりさせなければなりません。
そしてこの内容は、従業員10人、30人、100人の節目で変わりますが、14項目ほどあります。このあと14項目の質の高め方を考えて学習に取り組むと、社長の質が高まります。
5.ランチェスター法則の研究から出てきた「必勝と圧勝の法則」
次は実行力の67%を占める、仕事時間を拡大することになります。しかし無計画に仕事時間を拡大すると長続きしないばかりか、悪くすると体をこわしてしまいます。こうならないためには根拠がある仕事時間の拡大が必要になり、これにはランチェスター法則の研究から出てきた「必勝と圧勝の法則」が役立ちます。
実行力を思い切り高めてやるべき仕事をバリバリ片付ける
第1章 社長の経営実力を公式で表す
- 業績の96%以上は社長の経営実力で決まる。
- 経営実力は社長が作り出すエネルギー
- 実行力のランク表
第2章 仕事時間の拡大対策
- 時間管理の3大要因とウエイト付
- 必勝と圧勝の仕事時間
- 時間戦略の実行は朝型で
- 続ける難しさ
- 業績の向上は仕事内容と経営規模で変わる
- 一代で大企業に育てた社長は時間戦略を実行
- 健康管理に力を入れる
第3章 仕事の質の高め方
- 経営を構成する大事な要因と経営の目的
- 経営を構成する大事な要因のウエイト付
- 利益性の原則と経営の目的
- 経営の要点に自社に合った目標を定める
- 戦略の意味を正しく理解する
- ランチェスターの法則をマスターする
- 戦術の正しい内容を知る
- 情報・革新・リーダーシップ・経営計画
- 社長は学習計画を立てよ
- 良い教材の揃え方と学習回数の決め方
- a.社長にとってよい教材とは
- b.必要な予算を準備する
- c.学習回数を多くする
- 学習方法3つのタイプ
第4章 時間の拡大に対する反論
- 会社の経営資源のレベルを高めればいいではないか
- 仕事の質を高めれば良いではないか
- パレートの法則があるではないか
第5章 時間の効果的な使い方
- 戦略分野における時間の節約
- 権限の委譲と役目の放棄
- 1日に30分から40分を使い行動計画を立てる
- 会議を少なくする
第6章 願望開発と時間戦略
- ナポレオン・ヒルの成功哲学
- 逆もまた真なりの法則があなたを変える
- 考え方を変えれば行動が変わるのは本当か