良き話し手になって、知名度を上げる方法を公開
講演は、新規の見込客発見に強い力を発揮します。
税理士、社労士、コンサルタント、ホームページ制作など、知識を中心とした業種は商品に形がありません。形がないものは、仮にあなたの独自の強味や独自の良さを持っていたとしても、それを見込客に正しく知ってもらうことがひどく難しくなります。
これにとても有効なのが講演です。1時間半~2時間の講演をすると、あなたの仕事の中で最も重要なところはほぼ説明でき、あなたの人格も知ってもらえます。
大事なところも説明ができると、参加者の中から何人もの見込客が見つかるなど、営業の差別化に強い力を発揮するのが講演になります。4,000回の講演実績をもとに、講演のコツをまとめたのがこのCDです。
1.研修担当者35人にアンケートを送る
私は東京商工リサーチに勤めていた34歳のとき、得意サービスの一環として「危ない会社の見分け方」の講演を始めました。しかし1回目と2回目はひどいあがりのため、講演を辞めようと思ったのですが、どうにか続けました。
回数が200回になったとき「将来講演が本業」になるかも知れないという予感がしました。そこで「どんな人が良い講師で、」「どんな人が悪くてダメな講師になるか教えて下さい」と、銀行や商工会議所で研修を担当している「35人」にアンケートを送り、調査をすることにしました。
2.2つの大きな分野と10の構成要因
送られてきたアンケートを「カード法」を使って分析をしたところ、講演には2つの大きな要因があることが解りました。さらにその2つの要因の中には、それぞれ10項目の大事なポイントがあったのです。そのあとこの10項目を意識して活用したら参加者の評判が良くなり、4,000回の講演をするのに大きな力になりました。あなたもこの方法を応用すると、講演が早く上達できます。
3.300回講演をすると本が書ける
講演にはもう1つの良い点があります。それは1つのテーマで300回ぐらい講演をすると何回も何回も考えるので、内容が深まるばかりか独創的な考え方が持てるようになります。そのあとこれをまとめると1冊の本が書けるのです。文章書きがニガ手という人は、まず講演で下地を作り、そのあと本の出版に取り組むとうまくいきます。
4.繰り返しの学習があなたに勇気を与える
これまで数回講演をしたものの、そのあと中断している人を初めとして、講演をしてみたいと思ってはいるが、どうも一歩が踏み出せないで迷っているという人に役立つのが、この教材です。何回も聞いていると自然に自信が出てきます。早く取り組むと早く良い講演ができます。
第1章 良い講師の条件
- 話しの種類
- 私が講演を始めた理由
- 話し方教室に行く
- 研修担当者へのアンケート調査を実行
- 良い講師の条件、悪い講師の条件
第2章 アガリの防止対策
- アガリの恐怖
- アガリの生理的要因
- アガリの防止対策
第3章 熱意能力と話し方能力の高め方
- 講師のタイプ別分類
- 講師の実行調査チェックリスト
- 熱意能力の高め方
- 話し方能力の高め方
第4章 講演テーマの決め方
- 成功する講演テーマの決め方
- 過去に経験してきた仕事の中からテーマを決める
- テキストを作る
第5章 講演内容の高め方
- 大型の辞書や百科事典で語源を確かめる
- 論理的な思考を繰り返す
- 事実を証明する物的証拠を探し出す
- テキストは何回も作り直す
- 悪い事例は上場企業から出し、良い事例は中小企業から出す
- 第2の講演テーマを開発する
第6章 営業力の高め方・売り込み方
- 講演の題名を名刺に印刷
- PR用のはがきを作る
- 商工会議所などへPRに行く。計4時間37分