九州大学元教授の三隅氏が開発した、PMリーダーシップと、ランチェスター法則が融合した最も実践的なリーダーシップ
チームメンバーはこれ迄と同じであっても、リーダーが変わるとチームの売上が上がったり仕事量が多くなる事例はいくつもあるので、業績を良くするには、伍長型リーダーや戦術リーダーの実力を高めることが欠かせません。
1.伍長型リーダーや戦術リーダーのリーダーシップ力を高めるには
伍長型リーダーや戦術リーダーのリーダーシップ力を高めるには、まずはじめにリーダーの仕事を構成している最も重要な要因をはっきりさせなければなりません。
リーダーシップに関しては、多くの本が出版されたりセミナーも開かれていますが、最も重要な要因をはっきり示さないまま説明しているので、実際の仕事には役立たないものになっています。
2.300人を上回るリーダーと面会して実態調査
九州大学の元教授であった三隅氏はこれを探すため、300人を上回るリーダーと面会して実態調査をしました。
その結果最も重要な要因は、部下と人間関係を良くすることと、仕事遂行能力の2つで構成されていることをつきとめました。こうして生まれたのがPMリーダーシップ理論で、これは世界的にも認められています。
3.リーダーの実力を高めて業績向上に役立てるには
リーダーの実力を高めて業績向上に役立てるには、まず人間関係を構成している大事な要因と、仕事遂行能力を構成している大事な要因をはっきりさせ、このあとそれぞれのレベルの高め方を考える必要があります。
4.しかし仕事遂行能力の内容は業種の違いによって大きく変わる
しかし仕事遂行能力の内容は業種の違いによって大きく変わるので、この教材ではメーカーや卸売業など、訪問型営業をモデルにして説明していますが、経理のリーダーや建設工事のリーダーにも応用できます。従業員15人迄の社長をはじめとして伍長型リーダーや戦術リーダー、それに今からリーダーになる人に役立ちます。
係長・課長のリーダーシップの高め方
1.リーダーシップ研究の歴史
2.リーダーシップの構成要因をはっきりさせる
第1章 リーダーシップの基本原則
- PMリーダーシップ理論
- a.実態調査をして重要な要因を発見
- b.大科目のウエイト付
- リーダーに見られる5つのタイプ
第2章 人間関係能力の高め方
- 朝の挨拶は自分の方から先にする
- 部下の経歴と生活信条に関心を寄せる
- 部下の将来の気を配る
- 良い仕事をしたらそれをほめる
- 仕事の改善や提案があったらその話をよく聞く
- チームメンバーは公平に扱う
- 個人的な問題について気配りをする
- 部下の良いところを伸ばし欠点は批判しない
- ポアソン分布にあわてない
第3章 仕事遂行能力の高め方
- 利益と経費の実態を知る
- 利益性の原則をマスターする
- a.意外に多い販売経費
- b.販売担当者の3大作業
- c.特定地域にお客を集中して作ると移動時間が少なくなる
- d.重点地域と最大範囲をしっかり決める
- 戦略と戦術の違いをマスターする
- a.戦術の語源はタクティコースに
- b.戦略の語源はストラテジアに
- 市場占有率と必勝の理論をマスターする
- a.市場占有率の3大数値が発表される
- b.必勝と圧勝の数値
- ランチェスター法則をマスターする
- a.2つのシミュレーション
- b.強者の経営戦略と弱者の経営戦略
- 強者の戦略と弱者の戦略をマスターする
- a.強者の経営戦略。
- b.弱者の経営戦略。
- c.強者の戦略が使えるのは1000社中5社しかない
- d.戦術リーダーは間違った考えで部下を指導しない
- 新しくリーダーになった人はまず実行力を高める
- a.仕事時間を多くする
- b.時間の有効な使い方
- c.学習時間に3%~5%を配分する
- 訪問面会件数の高め方をマスターする
- a.訪問面会件数を多くするには
- 質の高め方をマスターする
- 報連相はお客から実行する
- リーダーと部下の実質上の時給を知る
- 訪問回数と滞在時間は取引高の実績で割り当てる
- 向上心と積極的な心構えを身につける
第4章 リーダーに必要な能力を身につける
- フランクリンの自己啓発法
- フランクリン自己啓発法の戦略的特徴
- フランクリンの自己啓発法で高い実績をあげたフランクベドガー
- フランクリン自己啓発法の応用の仕方