従業員100人迄は、業績の96%以上が社長1人の経営実力で決まります。
法人企業の3分の2が赤字になっている状態で業績を良くするには、社長の戦略実力を、同業者100人中3番以内に高めなければなりません。 社長の戦略実力を効率的に高めて業績を良くするには、初めに学習効果はどのような条件で決まるか、これを公式で表わす必要があります。学習効果=社長の素質×教材の質×学習方法×学習回数の、4つで決まります。
1.自社に合った良い教材を準備。
実践的で良い教材ですれば、経験だけに頼っている場合と比べると、戦略実力が3倍速く高まることが解っているので、社長の戦略実力を同業者100人中3番以内に高めるには、自社に合った、良い教材を準備しなければなりません。良い教材の1番目は、自社の経営規模に近いものになります。2番目は、業種が同じか近いものになります。3番目は、内容が良い教材になります。利益性の善し悪しは、競争力がある強い商品や、市場占有率1位の地域があるかどうかで決まるのですから、教材で説明されている内容は、強いもの作りや1位作りに焦点を当てたものが良い教材になります。4番目は、弱者の戦略になります。ランチェスター法則の研究から全社的経営のやり方の戦略には、強者の戦略と弱者の戦略の2種類あることが解りました。2つの内容は、まったく異なります。
2.1000社中995社は、弱者の戦略で経営をしなければなりません。
本来弱者の戦略で経営すべき社長が間違って強者の戦略で経営をすると、根本的に間違った仕事を全社員で実行することになるので、従業員1人当たりの粗利益が、1年に100万円~200万円も少なくなります。仮に従業員が30人いれば、1年に3000万円~6000万円もの損失が出ます。ところが経営分析ではこの原因がどこにあるか解らないので、損失を出し続ける社長が多くなります。
3.学習回数を多くする。
良い教材を使い、同業の社長よりも学習回数を5倍~10倍多くすれば、素質に自信がない人でも戦略実力が上位に高まります。こうするには講演の参加では無理で、教材を使った学習が必要になります。しかし、5万円以上の戦略教材を、5テーマ以上揃えている社長は100人中2人~3人しかいないのが実情です。このDVDは、競争条件が不利な会社にとっては欠かせない弱者の戦略を中心に、従業員100人以下、とりわけ50人規模に焦点を当ててまとめているので、とても解りやすくなっています。社長が気付かずに出し続けている損失と比べると、はるかに安い費用でこの教材がお手元に届きます。
第1章 経営の全体像と構成要因
- 科学的問題解決法で解決
- 会社は粗利益によって生きている
- 経営を構成する8大要因
- 経営を構成する要因のウエイト付
第2章 利益性の原則と市場占有率
- 利益性の公式とウエイト付
- 営業マンの3大作業
- 移動時間を7%少なくすれば経常利益は2倍になる
- 市場占有率1位の条件
- 年商は同じでも営業地域の決め方で利益が変わる
第3章 実行手順とウエイト付
- 軍隊の作戦計画の実行手順
- 戦略の意味を間違って考えている人が多い
- 実行手順のウエイト付
- 経営全体のウエイト付
- 従業員30人以下は業績の98%が社長1人の実力で決まる
第4章 ランチェスターの法則
- ランチェスターの法則
- ランチェスター法則が意味するもの
- 2つの経営概念(コンセプト)
- 強者か弱者かは市場占有率で区分
- 強者となれる3つの条件
- デッドラインの法則
- 弱者のABC
- 必勝の物理的な根拠も計算
第5章 強者の経営戦略
- 強者は総合で1位になることを目ざす
- 強者は市場規模が大きな商品に力を入れる
- 強者は商品の幅を広げて総合化する
- 強者は人口が多い大都市に力を入れる
- 強者は営業地域を広くする
- 強者は営業ルート全体の商品を流す
- 強者は市場規模が大きな業界や客層に力を入れる
- 強者は卸を使った間接販売に力を入れる
- 強者はテレビや新聞などマス広告を利用する
- 強者は量をより重視する
- 強者は弱者を包囲する
第6章 弱者の経営戦略1.目標設定原則 その1
- 経営の目的は市場占有率1位作りにある
- 弱者は強い会社と違ったやり方で差別化せよ
- 弱者は市場規模が小さなものや部分で1位を目ざせ
- 目標の発見は経営の要点を細分化して検討せよ
- 1位を目ざす重点商品や重点地域をはっきり決めよ
第6章 弱者の経営戦略1.目標設定原則 その2
- 弱者は商品や営業地域の範囲を狭くせよ
- 弱者の社長は経営に必要な情報を直接集めよ
- 弱者は最終利用者に近づけ
- 弱者は競争目標と攻撃目標の分離を図れ
第6章 弱者の経営戦略2.運営原則
- 1位を作る目的には必勝の戦術力を集中して投入せよ
- 必ず負ける必敗の条件
- 経営のやり方を営業のやり方には革新を加えよ
- 弱者は軽装備に徹して動きの早さを保て
- 弱者は自社の情報を強い会社に流すな
第6章 弱者の経営戦略3.実行時間原則
- 弱者の社長は1位作りに強い願望と熱意を持て
- 社長は朝型を中心に必勝や圧勝の利益時間戦略を実行せよ
- 利益時間戦略に対する反論
- 忍耐力を高めて1位作りを実現せよ
- 利益時間戦略は願望や熱意に変化する
- 不利な境遇で育った人は弱者の戦略で経営をする人が多い
- 弱者は調子に乗るな。小さな成功で生活内容を変えるな
- 社長の戦略実力の証拠は利益に現われる