スーパー時間戦略と仕事の質の高め方を実践すれば、あなたの実行力を同業者の中でトップに高められる。
従業員100人以下では、業績の96%以上が社長1人の経営実力で決まります。業績は「従業員の働きで決まる」と考えている社長は納得できないでしょうが、オペレエイシヨンズ・リサーチの手法と、競争の法則のランチェスター法則を使って計算するとこうなります。この原則がある中業績をよくするには、なにはともあれ社長の実行力を高めなければなりません。
1.社長の実行力を高めるにはその前に、社長の経営実力がどのレベルにあるか、これを客観的につかんでおく必要があります。
1.社長の実行力を高めるにはその前に、社長の経営実力がどのレベルにあるか、これを客観的につかんでおく必要があります。 まず1番目は、従業員1人当たりの純利益を、業界の平均と比較します。 2番目は、従業員1人当たりの自己資本を、業界の平均と比較します。1人当たりの自己資本は法人設立以来、社長がどれ位本気で経営戦略を研究し、どれ位本気で本業に打ち込んできたか、これを表わす何よりの証拠になります。 3番目は、この2つを組み合わせてマトリックスにすると、社長の経営実力がどのレベルにあるか、はっきりつかめます。 従業員1人当たりの純利益と自己資本の2つが、業界平均の2倍以上あれば業界No.1の実力社長になるので、高く評価されます。逆に従業員1人当たりの純利益と自己資本の2つが業界平均の3分の1以下になっていれば、本気で経営戦略の研究に取り組むとともに、本気で実行力も高めなければ将来が心配です。
2.社長が実行力で業界No.1を目ざすには、
2.社長が実行力で業界No.1を目ざすには、経営システムを作るときに欠かせない、商品戦略、地域戦略、業界・客層戦略、営業戦略、顧客維持の戦略、組織戦略、資金戦略、経費戦略など、重要な戦略実力を、業界で上位に高めなければなりません。 経営システムとは、粗利益を作り出す機械装置、または経営プラントになります。次はこの経営システムを使い、従業員とともに力強く実行に移るのですが、これを公式にすると、経営システム×社長の実行力=粗利益になります。粗利益を業界平均より多くするには、社長に特別強い実行力が必要になります。そしてこれらの証拠が、従業員1人当たりの純利益となって現れるのです。
3.社長の実行力の67%は、仕事に投入する時間量で決まります。
3.社長の実行力の67%は、仕事に投入する時間量で決まります。 社長の実行力を3~4倍高めて業績を良くするには、ランチェスター法則の研究から生まれた、必勝や圧勝の時間戦略の実行が欠かせません。「売上が伸び悩んでいるので、何か思い切ったことをしてみたい」、「競争力がある強い商品や1位の地域を作って、経営体質を強くしたい」と考えている社長には、すぐ役立つ教材になります。
第1章 実行力の基本原則
- 現状を分析して自社の経営実態を知る
- 実行力を構成する中心的要因
- 実行力の公式
第2章 仕事時間の拡大方法
- 時間管理の3大要因
- 仕事時間の拡大対策
- 時間戦略の実行は朝方で
- 一代で大企業にした人は4500時間以上
- 時間戦略を実行すべき社長
- 続ける難しさ
- 時間戦略の実行は5年以上が必要
- 時間拡大に対する反論
第3章 時間の有効な使い方
- 社長の役目に時間を多く配分
- 仕事の権限の委譲
- 計画作業に時間を配分
- 本業以外に仕事時間を使わない
- 効果が少ないものへの時間配分を中止
- 時間戦略を続けるには健康管理が必要
第4章 仕事の質の高め方
- 質を高めるには質を構成する内容を明確にする
- 学習効果の公式を理解
- 経営計画書には学習計画を記入
- 4章のまとめ
- 竹田陽一の実行体験談。