ランチェスター戦略もいいけど「難しい、解りにくい」という方のために、
ランチェスター戦略がパッと解る2巻もののDVDを作りました。これであなたも戦略名人になるための第1歩がふみ出せます。
ランチェスター法則は、2つの法則でできています。
第1法則。攻撃力=兵力数×武器性能(質)
第2法則。攻撃力=兵力数の2乗×武器性能(質)
1.強者の戦略と弱者の戦略
強者の戦略と弱者の戦略
この、なんでもないように見える2つの法則が経営に応用され、意外な展開をすることになりました。その1つ目は、一定の条件を満たした1位の会社だけが実行できる強者の戦略になります。2つ目は2位も含め、この条件を満たしていない会社が実行しなければならない弱者の戦略となります。そして2つの内容は、全く正反対のさかさまになっています。強者の戦略が実行できる会社は1000社中約5社しかなく、残りの995社は競争条件が不利になることから当然弱者の戦略で経営をしなければなりません。さらにこの中400社は競争条件が特別不利な弱者になるので、弱者の戦略原則をより厳密に守らなければならないのです。
2.多くの人は強者の戦略が正しいと思っている
多くの人は強者の戦略が正しいと思っている
ところが本や講演で説明されているのは、大会社の組織作りと強者の戦略が中心になっているので、多くの人は強者の戦略が正しい経営のやり方であると強く思い込んでいます。本来弱者の戦略で経営すべき会社が間違って強者の戦略で経営すると根本的に間違った仕事を全員で実行することになります。こうなると経営効率がひどく悪くなるので、従業員1人当たりの粗利益が1年に「100万円~200万円」も少なくなってしまいます。これでは経常利益が出てもほんの少しで、たいがい赤字になるはずです。
3.初心の戦略や原点の戦略は弱者の戦略
初心の戦略や原点の戦略は弱者の戦略
業績が思わしくない場合その原因はいくつもありますが、その原因の多くは戦略のとり違いから起きていることが多くなっています。初心の戦略や原点の戦略と言われる内容は、実は弱者の戦略になっているのです。厳しい経営環境が続く中、経営改善に取り組むには弱者の戦略ルールで経営の見直しをするのが最善です。このたびランチェスター戦略の入門用として、早解りランチェスター法則という商品名で2巻構成のDVDを作りました。戦略名人を目指される方には必ず役立つと思っています。
ランチェスター法則が解ると経営の全体像がよく見えてくる。大型パネルを使った紙しばい型のため、とても解りやすい。
5.商品戦略。自社の経営力と競争相手との力関係を考え、a.重点商品、b.商品の範囲を。
6.地域戦略。a.重点地域、b.地域の範囲を。
7.業界客層。a.重点客層、b.客層の範囲を。
この3つがお客を作るときに直接関係。目標の決め方が間違うと、あとの作業は無意味に。
8.営業戦略。商品、地域、客層の3つに対して、どういう方法で見込客を見つけ出し、どういう手順で取引客にするか、全社的なやり方。この繰返し的な実行は戦術に。従業員が担当。
9.顧客対応。1度取引したお客の維持の仕方。住宅、生命保険は紹介のもらい方が重要に。
第1章 経営の構成要因とランチェスター法則
- 経営を構成する大事な要因
- 実行の手順をはっきりさせる
- ランチェスターの法則
- 強者の戦略と弱者の戦略
第2章 強者の経営戦略
- 総合1位主義
- 市場規模が大きな商品に力を入れる
- 商品の幅を広げて全体を押さえる
- 市場規模が大きな地域に力を入れる
- 営業地域を広くして全体を押さえる
- 間接販売を重視する
- マス広告を積極的に使う
- 強者は弱者を包囲する
- 重装備な経営をして弱点を作らない
- 弱者が新製品を出したらすぐミートする
第3章 弱者の経営戦略
- 目的は強いもの作り1位作りに
- 強い会社を攻撃しない
- 強い会社と差別化する
- 小規模1位主義・部分1位主義
- 目標の発見は細分化で
- 1位を目ざす重点目標を決める
- 目標の範囲は狭くする
- 1位になれるだけの戦術力を投入
- 弱者は最終利用者に直販を考える
- 弱者は経営のやり方に革新を加える
- 弱者は軽装備に徹して動きを早くする
- 弱者の社長は仕事時間を長くする
- 大事な情報は強い会社に流さない
- >弱者は調子に乗るな、小さな成功で生活内容を変えるな