社長が従業員に利益意識を持って行動せよと千回説教するより、このDVDを使って、従業員を教育する方が効果が早く出る。
社長の中には「従業員はもっと中小企業の経営の厳しさを解ってもらいたい」とか、「従業員はもっと利益意識を持って行動してもらいたい」。あるいは「従業員はもっと計画的に、段取り良く行動してもらいたい」と考えている人が少なからずいるはずです。しかし社長が従業員に対して、これらを何回説教しても解ってもらえません。それには、はっきりした原因があるからです。
1.従業員は自分の働きを10倍以上多く考えている
私はこれ迄いろんな会社から依頼を受け、会社内で研修をしてきました。研修に先立ち、「あなたの会社の業種で、従業員1人当たりの年間純利益はいくら位と思いますか」、と言ったあとメモ用紙に記入してもらったところ、答は業界平均の10倍以上になっていました。自分の働きを、実際より10倍以上多く考えているのを放置していたのでは、中には本気で仕事をしなくなったり、給料が少ないなど不満を持つ人も出るので、早く解消しなければなりません。こうなった最も大きな原因は、中小企業に合った正しい教育を受けてないからです。
2.この解決に役立つのが次の教育方法になります
まず1番目は、社長か営業部長か経理部長が、インストラクターになります。2番目は、教材としてこのDVDを準備します。このDVDでは、従業員60人以下の会社を対象に、従業員1人当たりの粗利益、1人当たりの経費、1人当たりの純利益の外に、会社で仕事をする人は「どのような心構え」で仕事をすべきか、日頃社長が「こうしてもらいたい」と思っていることを、ズバリ辛口で説明しています。3番目は担当の仕事に合わせて、参加者を10人位集めます。4番目は、参加者1人1人にテキストを渡します。5番目は、寺子屋式によりインストラクターが解説をします。少ない人数で学習すると理解のレベルがグンと高まることから、社長の悩みは一挙に解決します。このDVDは、大型パネルを何枚も使っているので、とても見やすくなっています。
- 2従業員1人当りの経費を知る。人件費+その他。
- 1.建設業。元820~1000。下590~800万円。
- 2.製造業。資820~1150。労550~700万円。
- 3.卸売業。770~1000。
- 4.業販700~800万円。
- 5.小売業。460~750。
- 6.飲食業。380~460万円。
- 7.サービス業。285~560。給料の1,5倍~2倍に。
3.粗利益はお客のお金を貰った時しか出ない。
会社の中でいろんな仕事がされているが、この時以外で粗利益が出る仕事は1つもない。大原則。
4.商品を買うかどうかの決定権はお客が、100%で、売る側は0。どんな人でも、商品を買う時は私の会社から買いなさい。とは言え×。言ってもよいが。
従業員の仕事に対する意識を確実に変える教材
第1章 中小企業の利益実態を知る
- 従業員1人当りの粗利益を知る
- 従業員1人当りの経費を知る
- 1人当りの純利益
- 人件費・純利益率を知る
- 卸売・業務用販売業の損益構造
- 純利益日を知る
- 実質上の時給を知る
第2章 お客から好かれる人を目ざす
- 経営の基本原則を理解する
- お客に対して不便をかけていないか
- 経営で最も価値が高い知識はお客を知ることにある
- 報連相はお客から実行
- お客が思っていること以上の対応をする
第3章 仕事の実力を高める
- はじめに。学習計画を立てる
- 素質。素質にはパレードの法則が成立
- 学習テーマを決める
- 良い教材を準備する
- 学習方法
- 学習回数・時間を多くする
- 積極的な心構えを身につける
- A.消極的とは
- B.績極的とは
- 1カ月・1週間の計画時間を作る
インストラクターの運営方法
1.DVDは一度に最後まで見るのではなく、15分位見たところで一旦止めます。どこで止めるかは、インストラクターになる人がDVDを何回も見たあと、テキストにシルシをつけておきます。
2.必要によりインストラクターが追加の説明をしたあと、「今、DVDが説明した内容についてどう思いますか。理解できなかったところはありませんでしたか」と、参加者1人1人から意見を聞きます。この返事の仕方によって、その人が日頃どのような考えで仕事をしているか、これが良く解ります。
3.こうして全部見終わったら、社長が「今後、私の会社ではこうします」と、はっきりした方針を出します。こうすると社長の考えが全員に伝わるので、社内の意識が変わります。
4.商品や営業に弱者の戦略ルールがあるように、従業員の教育にも「弱者の教育戦略ルール」があるのですから、弱者の戦略による教育方法を実行されると確実に教育効果がでます。この教材を使い、試しに実行してみて下さい。